クレーンの災害事例
CR05101
事  例

移動式クレーンを用いて資源再生用の破砕機を設置後,破砕機上部から転落する

[原因と対策]
業  種 その他の建設工事業 機  種 ホイールクレーン
被  災 死亡 1名 現  象 その他の墜落
 
あらまし  本災害は,資源再生工場において,移動式クレーンを用いて,高さ2.38m の架台上に,OA 機器の破砕機(縦28m,横1.1m,高さ5.48m,質量約12t)を設置する作業において,破砕機を架台上に載せた後,被災者が破砕機上部に上がり,破砕機の上部でクレーンのフックを外す作業を行い,その作業を終えて降りる際に床面まで転落し,死亡したものである.
  災害発生当日,本破砕機設置作業には,重機運輸会社側からは,社長と,被災者を含む4人の労働者が参加した.作業は社長が指揮をとり,まず待機していたラフテレンクレーンにより,40t トレーラー1台および10t トラック2台で搬入された破砕機を床上に下ろし,破砕機本体に付属品を組み付ける作業を行った.
  次いで,社長と被災者が玉掛けし,2台の移動式クレーンを用い共づり状態で破砕機(組立て状態質量約12t)を床上からつり上げ,既に設置されていた架台上につり降ろした.その後,手分けして破砕機を架台に取り付けるボルトの仮締め作業を行った.
  以上の据付作業が終了したので,被災者は破砕機側面に長さ4cm 程突出たボルトを足場がわりに,ワイヤロープをつかんで破砕機の上に登り,クレーンのフックを外した.その後,その作業が終わったので,被災者が破砕機の上から上ったときと同じコースを通って同様に,ボルトを足場がわりに降りていたところ,床上まで転落した.
  破砕機には昇降設備はなく,また事故当時,昇降には脚立,はしごおよび安全帯は使用していなかった.
 
 
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