クレーンの災害事例
CR83101
事  例

玉掛けロープが外れ荷が落下

[原因と対策]
業  種 建設業 機  種 トラッククレーン
被  災 死亡 1名 現  象 つり荷の落下
 
あらまし この災害は,浄化槽工事に使用した土止め用鋼矢板(幅0.44m,長さ8.03m,重量480kg)を引き抜く作業中に発生した.
作業の方法は,
  1. トラッククレーン(つり上げ荷重15t)の主巻フックにバイブロを取付け鋼矢板を途中まで引き抜いた後,主巻フックからバイブロを外す.
    途中まで引き抜いた鋼矢板に脚立を掛けて昇り,鋼矢板の上部から2.4m〜3mのところに玉掛ワイヤロープを掛け,補巻フックで巻上げて全部引き抜く.
  2. 引き抜いた鋼矢板を所定の位置に積み重ねて保管するときは,玉掛ワイヤロープを容易に取り外すことができるように,荷の片方に当て木を置く.
となっていた.
この作業には,被災者Aのほか移動式クレーン運転士B及び同僚Cの3人が従事し,同僚Cが脚立に昇って玉掛けした鋼矢板を運転士Bが補巻フックで巻上げ,既に引抜いて8段に積み重ねてあった集積場まで運搬して卸した.
運転士Bは,同僚Cが次の鋼矢板の玉掛けをするためのワイヤロープを取りに歩いていく方向を見ていたため,被災者Aがフックから玉掛ワイヤロープを外すのを確認しないまま,既に取り外されたものと思い込み,補巻を巻上げた.
ところが,アイが正しく掛かっていなかっため,玉掛ワイヤロープがフックから突然外れ(推定),鋼矢板が落下して被災者Aの頭部に当った.
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