クレーンの災害事例
CR85061
事  例

移動式クレーンのジブが過負荷で折損

[原因と対策]
業  種 建築業 機  種 トラッククレーン
被  災 人的災害なし 現  象 機体、構造部分が折損、倒壊、転倒
 
あらまし この事故は,校舎建築現場において型枠材のベニヤ板(約650kg)を移動式クレーンにより下図のように既設校舎(3階建)の屋上へつり上げる作業中,3段目のジブが根元部から折損したものである.
作業には移動式クレーン運転士,玉掛者および合図者の3人が従事し,地上に残った最後の型枠材をつり上げ,校舎屋上へ荷卸ししようとしてジブを旋回しながら下げていたところ(傾斜角55度),過負荷防止装置の赤ランブが点減しブザーが鳴ったため,ジブの旋回および起伏をせずに荷を一旦地上に卸したが,卸した位置に鉄筋の束があって不適当な場所であったことから,運転士は合図者の指示により再び荷をつり上げて左旋回をしようとしたときにジブが折損した.
使用した移動式クレーンの概要は次のとおりである.
種  類 トラッククレーン
つり上げ荷重:25.0t
ジブ長さ:最大の44.9m(ジブ30.4mに継ぎジブ14.5mを伸ばしたもの)
過負荷防止装置:定格荷重の90%で黄色ランプが点滅し,警報ブザーが鳴り,定格荷重の100%で赤色ランブが点滅し.危険ブザーが鳴る.これを超えるとすべての機能が停止するが,作動ボタンを押すと作動する構造となっているもの.
cr85061.gif
 
 
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