クレーンの災害事例
CR87021
事  例

トラッククレーンのアウトリガの設置地盤が崩れつり荷が作業者の上に落下

[原因と対策]
業  種 土木工事業 機  種 トラッククレーン
被  災 死亡 1名 現  象 機体の落下
 
あらまし 排水溝工事において,側溝内にコンクートボックスを敷設する作業中に災害が発生した.
災害が発生したA社は,県発注の工事を請負った元請M社の下請事業場である.
工事内容は,アスファルト舗装道路の側溝をドラグショベルを使用し幅1.7m,深さ1.3mに堀削し,堀削した床面にモルタルを敷くなどの基礎工を行い,その後トラックで運んできた排水用コンクリートボックス(ボックスカルバート=寸法幅1.45m,高さ1.16m,長さ2m,重量2.7t)を順次側溝に敷設していくものである.
ボックスカルバートをつり込む作業には移動式クレーンを使用したが,A社はオペレータ付きのクレーンをリースしていた.
クレーンの設置にあたって,オペレータは側溝の路肩がアスファルト舗装であることから崩れることはないと判断し,側溝から約50cm離れた線に沿って平行にアウトリガを張り出した.
順次,ボックスカルバートを敷設していき,午後からは午前に引き続いてA社の作業員Bが玉掛けおよび合図をそれぞれ行って作業を再開したが,ボックスカルバートをつり上げて水平移動に移ろうとした途端,クレーン後部側溝側のアウトリガを設置した路肩が崩れ,クレーンが溝側に傾いて,同時につり荷が側溝内に落下した.
このとき,側溝内でモルタルならし作業をしていたA社の作業員Cの上に荷が落下して被災したものである.
移動式クレーンの概要 1.種 類:トラッククレーン
2.能 力:つり上げ荷重20t
3.安全装置:警報式過負荷防止装置など
4.ジブ長さ:38.5m(最大長さ)
cr87021.gif
 
 
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