クレーンの災害事例
CR88071
事  例

抜こうとした玉掛用ワイヤロープが荷にかかり,荷が落下

[原因と対策]
業  種 土木工事業 機  種 トラッククレーン
被  災 死亡 1名 現  象 積荷等荷の落下
 
あらまし 災害発生当日は,河川改良工事に使用する鋼矢板の運搬作業を行っていた.資材置場に野積みされている鋼矢板をトラッククレーン(つり上げ荷重45t)でトラック(積載重量11t)に積み込んで運搬するため,トラックを野積みされた鋼矢板の横に停車させ,その後方にトラッククレーンを配置した.
鋼矢板(長さ9.5m,重さ約0.3t)4ー5枚を一組にして玉掛けし,トラッククレーンでつり上げ,トラックの荷台に積み込んで4列に並べた.この鋼矢板の上には,鋼矢板と直交させて敷き角材を並ベ,その上に鋼矢板を左右のバランスを考えながら荷台中央から積んでいった.2段目右端に一組5枚の鋼矢板を降ろし,玉掛用ワイヤロープの両端のアイのうち,片方をトラッククレーンのフックからはずして荷台の外側に垂らした.その後,トラッククレーンのフックを巻き上げて,この玉掛用ワイヤロープを引き抜こうとしたところ,その上の降ろしたばかりの鋼矢板が横にずれて落下し,トラックの横で鋼矢板の積み込み数量を確認していた作業員がその下敷きとなって死亡した.
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