クレーンの災害事例
CR89061
事  例

移動式クレーンの錆落とし作業中,補助ジブが倒れてきて激突

[原因と対策]
業  種 建設業 機  種 トラッククレーン
被  災 死亡 1名 現  象 機体、構造部分が折損、倒壊、転倒
 
あらまし 災害が発生した事業場は,主に移動式クレーンを用いて建築工事を行っているものである.災害発生時の作業は,自社が所有するトラッククレーンの塗装の傷みが激しいことから,その補修塗装を行うというものであった.
このトラッククレーンはつり上げ荷重4.9tで,最大長さ14.0箱型の主ジブの先にトラス構造長さ5.6mの補助ジブが付けられており,補助ジブを使用しないときには,主ジブ先端の左側取付部を回転軸として主ジブ側部に折りたたみ,使用時には補助ジブを延ばして右側取付部でロックするようになっている.
災害発生日は,被災者を含む作業員4名で塗装前のさび落し作業を行っており,午前中,被災者は主ジブを水平にし最も短くして,補助ジブを折りたたんだ状態で補助ジブのさび落しを行った.作業終了後,被災者は補助ジブを延ばした状態に戻しておいた.
午後になって,クレーン車の運転席周囲のさび落しを行うことになり,運転者がジブを最大仰角(75゜)まで起こした.
この状態で作業にかかり,被災者が主ジブ基部のさび落しを始めたところ,ジブを上げてから10〜20分ほどしたところで,突然補助ジブが取付部を軸として回転し,被災者に補助ジブ先端部が激突した.
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