クレーンの災害事例
CR91011
事  例

ゴンドラ撤去作業中に墜落

[原因と対策]
業  種 建設業 機  種 ゴンドラ
被  災 死亡 1名 現  象 その他の墜落
 
あらまし 被災者の所属する事業場は,防水施工を専門に行っている会社である.
災害発生当日の午後,被災者Aは同僚B及びCと8階建ての建物の壁面の防水工事を開始した.作業はゴンドラ(可搬式で積載荷重は300kg,突りょうにより屋上からつり下げる形式)を使用していた.
建物の屋上には周囲に手すり等はなく,ほとんど平坦となっており,屋上の端部から約50cm内側に高さ約20cmの避雷線が張られていた.
BとCがゴンドラに乗って防水工事を行い,被災者は下で監視を行っていたが,1時間ほどで作業が終了し,ゴンドラの片付けに移った.先ずゴンドラを地上まで下ろし,これをトラックに積み込んだ後,3名は屋上に上がり,ワイヤロープの片付けを始めた.
ゴンドラのつり下げ用ワイヤロープは,直径8mmで長さ約45m,重量約12kgのものが2本であり,被災者らは屋上の中央部でワイヤロープを手で引き上げ始めた.最初は被災者AとBの2人が1本を,Cは1人で他の1本を引き上げていたが,AとBの組がほとんど屋上近くまでロープ引き上げてきたところで,BはCのところへ手伝いに行った.
残った被災者はワイヤロープが少しねじれた状態になったため,このねじれを伸ばし,また,残りのワイヤロープを屋上に上げるため,屋上の端の方までワイヤロープを引っ張っていったが,屋上の端部のところで避雷線に足をとられ23m下の地上に墜落した.
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