クレーンの災害事例
CR93021
事  例

下部ブライドルが破損しジブが倒壊

[原因と対策]
業  種 建設業 機  種 クローラクレーン
被  災 なし 現  象 ジブの落下
 
あらまし この災害は,発電所建設工事において,型枠材等の運搬作業をしていた移動式クレーン(クローラクレーン,つり上げ荷重150t,主ジブ長さ66m,補ジブ長さ15m,補ジブ取付角15゜)の下部ブライドルのシーブが破損したため,ジブ起伏用ワイヤロープが切断し,ジブが倒壊したものである.
災害発生当日,この移動式クレーンの補巻用フックを使用して,鉄筋及び型枠組立に使用する角パイプを運搬していた.
移動式クレーン運転士Aは,角パイプー束(重量約650kg)をつり上げ移動し,地上に下ろそうとしたとき,運転席上方から異常音がしたのを聞いた.
そこで,Aは荷を下ろした後,運転席上部に上がってワイヤロープ等を目視により点検したが,異常を発見することができなかったため,運転席に戻り,ジブを起伏させて異常を確認しようとジブを傾斜角約30゜から起こし始めたところ,Aフレームに取り付けられた下部ブライドルの左最上部のシーブのフランジが破損し,起伏用ワイヤロープがフランジから外れた衝撃で切断し,ジブが倒壊した.
下部ブライドルのシーブのフランジは,破損したシーブを含め,いずれもかなり磨耗していた.
 
 
[このページの先頭] [ホーム]