クレーンの日
 
令和5年9月30日 フックにかかる命の重み 指さし確認! 安全ヨシ!!
 
 
主唱者 一般社団法人 日本クレーン協会
後援 厚生労働省
実施者 クレーン等関係者

 クレーン等安全規則が公布されたのは昭和47年9月30日ですが、当協会では、昭和55年に9月30日を「クレーンの日」として定めました。
 昭和55年度以来、「クレーンの日」については、厚生労働省の後援をいただきクレーン等による労働災害・事故の防止を目的に全国のクレーン関係者に安全意識の高揚と安全活動の一層の推進を呼びかけています。
 令和5年度は、主唱者の実施事項として、「クレーンの日」のスローガンを次のとおり定め、「クレーンの日」実施要綱及び広報用ポスターを作成・配付しています。

フックにかかる命の重み 指さし確認! 安全ヨシ!!

 また、「クレーンの日」の事業の一環として、当協会は10月6日に第18回全国移動式クレーン安全運転競技大会を開催します。11月7日及び11月8日に第43回全国クレーン安全大会の開催を予定しています。
 各事業場におかれましては、本年度もここに掲載した「クレーンの日」実施要綱に基づきクレーン作業の総点検を行うなど積極的な取組みをお願いします。

 

令和4年度「クレーンの日」実施要綱



○趣 旨

 「クレーンの日」は、昭和55年に設定されて以来、本年で第44回目になります。
 第1回目にあたる昭和55年におけるクレーン等による労働災害は、死傷者数は6,011人、死亡者数は184人で、以降は長期的には減少傾向にあります。
 令和3年のクレーン等による死傷者数は1,644人で前年と比べ55人(3.5%)の増加となり、また、死亡者数は54人で前年と比べ12人(28.6%)の増加となりました。死傷者数及び死亡者数とも増加に転じたことから、引続き、災害防止対策の強化が望まれます。
 令和5年、厚生労働省より第14次労働災害防止計画が公表され、死亡災害については、「2022年と比較して、2027年までに5%以上減少させる」、死傷災害については、「増加傾向に歯止めをかけ2027年までに減少させる」との目標が掲げられており、当協会に対しても労働災害防止対策の推進に特段の協力が要請されているところです。
 クレーン等による労働災害・事故防止を図るためには、事業者はクレーン等の性能検査を受検し、定期自主検査及び点検・整備を確実に実施し、機能・構造等の要件を常に良好な状態に保持するとともに、日本クレーン協会規格等を活用して適正な作業標準を作成することが重要です。
 さらに事業者は、作業者に対してクレーン等の作業標準(マニュアル)を周知するとともに、作業者自身もクレーン等の運転及び玉掛け作業について、定められた作業標準に基づきクレーン等作業を行うことが求められています。特に災害の多い玉掛け・玉外しの作業においては、つり荷の荷姿を確認するとともに、作業者相互の立ち位置を確認するなど、指さし呼称等により安全な状態であることを確認した後、クレーン等作業を安全に確実に進めることが重要です。このようなことから、令和5年度「クレーンの日」のスローガンを

フックにかかる命の重み 指さし確認! 安全ヨシ!!

として展開します。
 また、クレーン等作業に係る各種技能講習及び特別教育に加えて、有資格者に対して法令改正、技術の進展等に伴う新たな知識の習得、技能を高めるための各種安全衛生教育を実施するなど、労働災害・事故防止のための教育を推進し、職場全体の安全衛生水準の向上を図ることにより、慣れと過信を取り除き、クレーン災害のない職場をつくりましょう。

「クレーンの日」実施要綱は こちら 「クレーンの日」ポスターはこちら
 
  「クレーンの日」の設定についてはこちら
 
 
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