クレーン及び移動式クレーンの労働災害発生状況(平成29年)
 平成29年においてクレーン等によって発生した労働災害による死傷者数は,図1のとおり1,622人で,前年と比較して15人の減少となっており,また,死亡者数は58人で前年に比べ大幅な減少となった。

 これら労働災害のうち,天井クレーン等クレーンによるものは死傷者数785人(全死傷者数に占める比率48.4%。以下同じ。),死亡者数18人(全死亡者数に占める比率31.0%。以下同じ。),移動式クレーンによるものは死傷者数564人(34.8%),死亡者数34人(58.6%)であり,平成11年以降の推移は図2のとおりとなっている。
 また,クレーン等労働災害を業種別にみると,図3のとおり,死傷者数では製造業が693人(42.7%)で最も多く,次いで建設業446人(27.5%),運輸交通業188人(11.6%)の順となり,死亡者数においては建設業が最も多く25人(43.1%),ついで製造業17人(29.3%),その他の事業7人(12.1%),陸上貨物運送事業7人(12.1%)の順となっている。
 本稿では,当協会発行の平成30年版クレーン年鑑に基づき平成29年に発生した58人の死亡災害について分析した結果とクレーン等死亡災害に大きな比重を占めるクレーン及び移動式クレーンを抽出したグラフ及び労働災害事例資料を作成した。
 労働災害防止のための資料として参考になれば幸いである。

図−1 クレーン等による労働災害

図−2 平成12年以降におけるクレーン等労働災害の推移
 
 

図−3 平成29年におけるクレーン等による業種別死傷者数及び死亡者数
平成29年のクレーン等による死亡災害(図4)

図−4 クレーン等による死亡災害58人の内訳
 
 
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