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原 因 |
- 作業員Kのフックがエレべーターに挟まったが,扉開閉検出用の感知ローラーにあそびがあったため,内扉が完全に閉まらないにも係わらず,電磁ロックが解除されてエレべーターが動きだし,上昇中に内扉が大きく開いたと考えられること.
- 搬器の床面積を十分考慮せずに定員を定めていたこと.
- 非常停止ボタンの位置がオぺレーターの定位置から離れていたこと.
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対 策 |
- 扉開閉検出用のスイッチは,ロック式ガードスイッチを用いるなど扉が完全に閉じたことをもって信号を出すものとすること.
- 扉にロック機能を設けることができないときは,搬器と昇降路の間は人が落ちない間隔(12.5cm以下)とすること.
- 搬器の床面積に応じて搭乗定員を定めること.
- オぺレーターが押しやすい位置に非常停止ボタンを設置すること.
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