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原 因 |
- 定期自主検査を行ってはいたが十分ではなく,ボルトにき裂が入っていたことに気付かずに積載形トラッククレーンを使用していたために,数本のボルトだけでは荷重に耐えられずにボルトが破断したこと.
- 質量260kgの削進管を7本溶接したまま一方の端をつり上げたため,クレーンに過荷重が作用したこと.
- 有線リモコンの操作位置と荷重計とが離れていたため,運転者が過荷重になったことに気付かなかったこと.
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対 策 |
- 年次定期自主検査においては,旋回体取付けボルトのゆるみ,き裂,脱落等を点検し,不具合等が発見された場合には交換すること.また,月例定期自主検査においても可能な限り取付けボルトの点検を行うこと.
- クレーン操作中に過荷重が作用しないように,適切な作業計画を作成し,使用する機械の種類,能力,作業方法等を定めること.
- 荷重計が直接見えない位置でクレーン操作を行う場合には,過負荷防止装置付きの積載形トラッククレーンを使用すること.
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