クレーンの災害事例
CR04102
事 例
天井クレーンが突風で走行レール上を逸走してランウェイから落下する
業 種
金属製品製造業
機 種
天井クレーン
被 災
死亡 1名 軽傷 2名
現 象
機体の落下
原 因
クレーン作業中に気象が急変し,これまでには予想されないような瞬発性強風現象(ダウンバースト)に襲われたこと.
天候の変化への対応が遅れ,逸走を防止するために設けられていたレールアンカーの位置にクレーンを移動させることが出来なかったこと.
対 策
気象注意報が出ている場合には気象情報に注意すると同時に,風速計等によりクレーン周辺の風速や風向を迅速に把握し,気象の急変に対して作業中止,待避,逸走防止等の措置が速やかに講じられる体制を確立すること.
気象急変時のクレーンの逸走防止措置が迅速にとれるように,レールアンカーの挿入箇所を数カ所設けること.また,場合によりレールクランプを設けること.