クレーンの災害事例
CR07012
事 例
ケーブルクレーンでつったワイヤもっこが急ブレーキで大きく振れ,搭乗していた作業員が地上に墜落する
業 種
土木工事業
機 種
その他のクレーン
被 災
死亡 2名 休業 1名
現 象
その他の墜落
原 因
作業通路が確保されているにもかかわらず,安易にクレーンにより作業員を搬送したこと.
安全帯の使用などによる墜落防止措置を講じていなかったこと.
横行エンドレスウインチのブレーキレバーの引き方が不十分であったため,振動等によってブレーキが緩んだためと推定される.
対 策
作業の性質上やむを得ない場合以外は,労働者をクレーンによって運搬しないこと.
作業の性質上やむを得ない場合は,専用の搭乗装置を設け,安全帯を使用するなど墜落防止の措置を講じること.
作業開始前点検時に,ブレーキ及びクラッチ等の動作確認を確実に行うこと.