クレーンの災害事例
CR07012
事  例

ケーブルクレーンでつったワイヤもっこが急ブレーキで大きく振れ,搭乗していた作業員が地上に墜落する

[あらまし]
業  種 土木工事業 機  種 その他のクレーン
被  災 死亡 2名 休業 1名 現  象 その他の墜落
原  因
  1. 作業通路が確保されているにもかかわらず,安易にクレーンにより作業員を搬送したこと.
  2. 安全帯の使用などによる墜落防止措置を講じていなかったこと.
  3. 横行エンドレスウインチのブレーキレバーの引き方が不十分であったため,振動等によってブレーキが緩んだためと推定される.
対  策
  1. 作業の性質上やむを得ない場合以外は,労働者をクレーンによって運搬しないこと.
  2. 作業の性質上やむを得ない場合は,専用の搭乗装置を設け,安全帯を使用するなど墜落防止の措置を講じること.
  3. 作業開始前点検時に,ブレーキ及びクラッチ等の動作確認を確実に行うこと.
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