クレーンの災害事例
CR07042
事 例
鋼板の側面を揃えるため,移動式クレーンでつってまくら木にぶつけた際,まくら木が飛ばされ被災者に激突する
業 種
港湾荷役業
機 種
ホイールクレーン
被 災
死亡 1名
現 象
つり荷、つり具が激突
原 因
作業方法が,つり荷の鋼板を重量物に当てて側面を揃えるという,不適切な方法であったこと.
作業員の多くが経験10年以上で,慣れにより危険な作業方法を採用したこと.
保護帽が飛来落下防護用であったこと.
対 策
安全で適切な作業方法に改めること.
資材ヤードに荷受する際,きちんと整理しながら(平行・直角)荷下しする.
移動式クレーンの運転士や玉掛け者に対して,定期的に能力向上の教育を行い,安全意識の高揚と維持に努めること.
墜落,転落の恐れのある作業においては,墜落防護用の保護帽を着用すること.