クレーンの災害事例
CR07102
事 例
移動式クレーンで中央を持ち上げた鉄骨はりが仮止め溶接部で破断して跳ね上がり,その衝撃ではしごから墜落する
業 種
機械装置の組立て又は据え付け業
機 種
ホイールクレーン
被 災
死亡 1名
現 象
その他の墜落
原 因
高所での作業であり墜落による危険性が予想されたにも関わらず,その防止措置を講じないで,安易にはしごを使用したこと。
高さ5m 以上の金属部材で構成される建築物の骨組み作業であるのに,作業方法,作業順序,墜落防止設備の設置などの作業計画を定めていなかったこと。
元請事業者が安全な施工方法について確認・指導するなどの現場の安全管理が行われていなかったこと。
対 策
高さ2m 以上での高所作業においては,安全帯の使用や,高所作業車やローリングタワー等を使用するなどの墜落防止措置を講じること。
高さ5m 以上の金属部材で構成される建築物の骨組み作業においては,作業方法,作業順序,墜落防止設備の設置などの作業計画を予め定めること。
元請事業者は工事の安全な施工方法について確認・指導するなどの現場の安全管理を確実に行うこと。