クレーンの災害事例
CR11102
事  例 工事用エレベーターのカウンターウェイトとマストの間に労働者が挟まれ死亡 [あらまし]
業  種 建設業 機  種 エレベーター
被  災 死亡 1名 現  象 その他の挟圧
原  因

直接的原因

  1. 被災者が,エレベーターの運転中にもかかわらず,昇降路内のカウンターウェイト可動範囲に立ち入ったこと。

管理的原因

  1. 溶接用炭酸ガスホースをエレベーターの昇降路内に配管していたこと。
対  策
  1. エレベーターの昇降路内に立ち入る際には,エレベーターの運転を停止すること。
  2. エレベーターの昇降路内には,エレベーターの運転に必要でない配線,配管等を設けないこと。
  3. 作業前には当日の作業内容,安全対策等の打合せを関連業者間で行うこと。
  4. 現場の作業において,設備,作業行動等に起因する危険性を特定し,その重篤度と発生度合いを考慮して,リスク低減措置を実施すること。
  5. 現場代理人,施工管理担当者等の労働者に対して,定期的に必要な教育を実施すること。
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