クレーンの災害事例
CR82012
事  例

移動式クレーンが高圧線に接触

[あらまし]
業  種 建設業 機  種 トラッククレーン
被  災 死亡 1名 現  象 感電
原  因
  1. 電線路について,作業場周辺の状況を事前に調査せず,活線のままでクレーンの作業を行ったこと.
  2. 電線に絶縁用防護具の装着を電力会社に依頼しなかったこと.
  3. 合図者の指名をせず,また.玉掛者が無資格であったこと.
  4. 作業の打ち合せが十分でなく,作業責任者を選任していなかったこと.
対  策
  1. 架空電線の充電々路に近接する場所で,移動式クレーン等を使用し作業を行うときは,あらかじめ当該充電々路による感電防止措置を講ずること.
  2. 玉掛け作業には,玉掛技能講習を修了した者を従事させること.
  3. 的確な作業指揮をとることができるよう管理責任者を配置し,安全な作業の実施に努めること.
  4. 感電の危険性について十分周知させるとともに,その作業標準を定めること.
  5. 移動式クレーンによる作業については,合図者を指名し,一定の合図を行わせること.
 
 
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