クレーンの災害事例
CR84072
事  例

トラッククレーンのカウンターウェイトに挟まれ死亡

[あらまし]
業  種 貨物運送業 機  種 トラッククレーン
被  災 死亡 1名 現  象 機体に接触して挟圧
原  因
  1. 被災者が,作業は終了したものと判断し,運転士,玉掛者に連絡をとらずにトラッククレーンの旋回範囲内に入って作業をしていたこと.
  2. トラッククレーンの旋回範囲内の立入禁止措置が明確にとられていなかったこと.
  3. 運転士Aは,玉掛者がジブ旋回の合図をするとき前方にのみを注視して,側方,後方に対する注意が不足していたこと.また,運転室の死角になった位置で作業していた
    被災者Cの存在に気づかなかったこと.
対  策
  1. クレーンの旋回範囲内への立入禁止を明確にし,ロープ等で表示すること.
  2. 道具箱は,カウンターウェイトの旋回範囲に隣接して設置しないこと.
  3. 移動式クレーン作業の作業標準を作成し,周知徹底を図ること.
  4. 玉掛合図者は,合図をする前に周囲の状況を把握しておくと同時に,運転指示は換呼等により確実に行うこと.
 
 
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