|
あらまし |
食品製造工場の資材倉庫に設置されている簡易リフト(搬器の床面積0.95m2,高さ2m,積載荷重76kg)を使用して,製品を入れるダンボール箱の中しきりを2階の倉庫から1階へ運搬作業中,搬器のフレームに首を挟まれた.
事故当日,被災者はびん詰製造ラインのサブリーダーとして,7名の作業者とびん詰作業をしていたが,びんを入れるダンボール箱が少なくなってきたため,資材倉庫の2階に置いてあるダンボール箱の中仕切りを一人で取りに行き,簡易リフトを使用して1階へ降す作業をしていたが,搬器内で荷くずれがおこり,これを直そうとして(目撃者がいないため推定)搬器の扉の上方から搬器内へ身体を乗り入れたところ,簡易リフトが下降して(誤って操作ボタンスイッチを押したものと思われる)搬器上部とガイド水平フレームとの間に挟まれたものである.
|
|