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![[原因と対策]](images/bt01.gif){kind=small}
| あらまし |
事故が発生した事業場は，浴衣，シーツ等を旅館，ホテル等へ貸出し回収した後．クリーニングして再度貸出すリネンサプライ業を営むものである． 作業の工程は貸出し先から回収してきた浴衣，シーツ等を一階の洗濯機で洗濯した後，２階の仕上げ場へテルハ（つり上げ荷重１ｔ）で運び，ロ一ル機やアイロン機で仕上げ，製品として貸出すものである． 事故発生時，被災者Ａは他の同僚４人とロール機の前に並んで機械にシーツカバーを流し込む作業を行っていた． 一方，テルハの操作者Ｂはペンダントスイッチを操作し，カバーの入った専用モッコを１階から２階へつり上げ，図に示す作業台に運び込もうと作業台の上方に移動させたが，操作ボタンを押し続けていたため，ホイストが車輸止めに衝突し，その衝撃で車輪止めがはずれ，ホイストが走行レールの端から落下し被災者Ａの頭部を直撃した． ストッパーである車輪止めは，ボルト（長さ６０ｃｍ）の頭部を走行レールであるＩ形鋼の腹部に溶接していたが，衝突により破損したものである． |
