クレーンの災害事例
CR86111
事  例

橋型クレーンが逸走し転倒

[原因と対策]
業  種 建材リース業 機  種 橋形クレーン
被  災 人的被害なし 現  象 機体、構造部分が折損、倒壊、転倒
 
あらまし 事故が発生した事業場は,建設工事に使用する鋼矢板,土止め支保工などの建材のリースを行うものである.
事故発生当日,リース先から返ってきた鋼矢板を大きさごとに整理し,屋外のヤード内に積み重ねる作業を行うためヤード内に設置された橋型クレーン(つり上げ荷重4.97t,ホイスト式床上操作方式)を使用していた.
作業の過程で一旦クレーンが空荷となって停止していた状態のとき西方向より突風があり(後で風速約34m/secと判明),クレーンが走行レール上を逸走し,走行レール東端に設けたれたコンクリート製車輪止めを突破し道路上に転倒した.
この転倒に際し,人身事故は発生しなかったものの道路端の高圧電線(6,600V)と電柱を破損した.
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