クレーンの災害事例
ＣＲ８９０８２
事　　例

修理中に電源が入り感電

 [あらまし]
業　　種 金属製品製造業 機　　種 橋形クレーン
被　　災 死亡　１名 現　　象 感電
原　　因 本災害の原因としては，感電のおそれのある作業であるにもかかわらず確実な通電禁止措置をとらなかったことが挙げられるが，クレーンの修理という危険な作業が作業者一人の判断で行われるという安全管理の不十分さが指摘できる．
対　　策 同種災害の防止対策としては次のことが考えられる．
  1. 停電作業を行う場合には，スイッチ部に施錠する，作業中である旨の表示をする，監視人を置く等誤って通電されることのないような措置を示すこと．また３基の電源スイッチを分離する等により関係のないスイッチに触れる必要のないようにしておくこと．
  2. クレーンの修理について作業標準を定めるとともに上司の許可をとって行うこととするなど安全な作業手順を確立すること．
  3. 下請混在作業においては作業間の連絡・調整を必ず確実に行うこと．
  4. クレーンけた上の作業においては墜落防止措置を講ずること．
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