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原 因 |
本災害の原因として次のことが挙げられる.
- 定格荷重を超える荷をつったこと.転倒時にアウトリガは張出されておらず,定格荷重を超えた状態にあった.
- アウトリガを張出していなかったこと.
- 車体が傾斜していたこと.トラッククレーンを設置した位置は左側に3度程傾斜しており,これが不安定さを増していたと考えられる.
- 地盤が軟弱であったこと.アウトリガが8cm程めり込んでおり,これも転倒の要因となっている.
- 他の会社のトラッククレーンであり,被災者が取扱いに十分慣れていなかったことも,要因の一つと推測される.
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対 策 |
車両積載型トラッククレーンの転倒災害は依然として跡を絶たない.この災害を防止するためには特に次のことが重要である.
- つり荷の重量を確認し,定格荷重以内で作業をすること.
- アウトリガは最大張出しとし,下には敷板を敷くこと.下に角材を敷く場合はアウトリガが外れることがあるので注意が必要である.
- 水平な場所に設置すること.傾斜状態ではクレーンの安定度が大きく低下する.
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