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原 因 |
本災害の原因としては次のことが挙げられる.
- トラッククレーンの旋回範囲内の立入禁止措置がなされていなったこと.
- 被災者が近道をしようとしてトラッククレーンに近づいたと考えられること.
- 作業前の打合せが十分でなかったこと.
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対 策 |
移動式クレーンに近接して旋回中の旋回体にはさまれるという災害は依然として跡を絶たず,この1年間をみても4件発生している.同種災害を防止するための対策としては次のことが挙げられる.
- 移動式クレーンの旋回半径内への立入禁止措置をとること.
危険範囲をさくで囲い,立入禁止区域であることを明示する等により立入禁止の徹底を図る必要がある.
- 移動式クレーン作業における危険性について,直接クレーン作業には携わらない者も含めて教育を行うこと.
- 移動式クレーン作業を行う前に関係作業者を集めて打合せを行い,安全作業について再確認すること.また,立入禁止措置等についても再点検しておくこと.
- 移動式クレーン運転者,合図者等の作業者はクレーン周囲の作業者の動きにも気を配るようにし,危険な行為を行う者があった場合には作業を中断する,相互に注意をすること等も重要である.
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