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原 因 |
- ワイヤロープの巻過ぎにより,フックブロックがジブに当り,ワイヤロープが切断したこと.
- 巻過警報装置のスイッチが切られたままであったこと.
- 作業している者の上に,つり荷を移動させたこと.
- 小型移動式クレーン運転技能講習を修了していない者に,1t以上5t未満の移動式クレーンを運転させたこと.
この災害も,移動式クレーンの操作,危険性について知識のない者に運転させたために発生している.
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対 策 |
- 巻過警報装置のスイッチを入れ,その機能について作業開始前の点検を行ってから,作業を開始すること.
巻過警報装置は,車の振動などにより警報を発することがあるので,クレーンを使用しないときには,そのスイッチを切っておく.作業を開始する前には,必ず巻過警報装置のスイッチを入れ,その機能について点検を行う必要がある.
- つり荷の下には作業者を立ち入らせないように移動式クレーンを運転すること.
- 1t以上5t未満の移動式クレーンを運転させる者には,小型移動式クレーン運転技能講習を受講させること.
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