クレーンの災害事例
ＣＲ９６０４２
事　　例

つり上げた鋼材に激突される

 [あらまし]
業　　種 建設業 機　　種 クローラクレーン
被　　災 死亡　１名 現　　象 つり荷、つり具が激突
原　　因 本災害の原因としては，次のことが挙げられる．
  1. クローラクレーンのフックの位置がＨ鋼の金具取付け位置とずれていたこと．
  2. Ｈ鋼のつり上げを行っている近くで他の作業を行おうとしていたこと．
  3. 合図者が経験不十分であったため，合図が適切でなかったこと．
対　　策 同種災害の防止のための対策としては次のことが挙げられる．
  1. 荷のつり上げを行うときは，フックの位置と玉掛け位置にずれがないことを確認して巻上げの合図を行うこと．
  2. 荷をつり上げたときに荷が振れるおそれのある箇所から，他の作業者を退避させた後，巻上げの合図を行うこと．
  3. あらかじめ作業方法について十分検討，打合せを行い，安全な方法について確認しておくこと．
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