エレベーターの搬器に挟まれて死亡

1. 当該エレベーターは積載荷重からみて，エレベー夕一構造規格を具備すべき機械等に該当するが，次のように構造規格を満たしていなかったこと．
   エレベーターの昇降路に壁又は囲いが設けられておらず，また，出入口に戸が設けられていない．
   エレベーターの搬器には出入口以外の部分に壁や囲いが設けられておらず，また，出入口の戸も設けられていない．
2. 被災者は，雇入れられてから間もなく被災したものであるが，雇入れ時に安全衛生に関する教育を行っていなかったこと．
3. エレベーターについて，１年以内ごとに１回及び１月以内ごとにｌ回，定期的に行うべき自主検査を行っていなかったこと．

1. 積載荷重が０.２５ｔ以上のエレベーターについては，エレベーター構造規格を満たしたものを使用すること．
2. 労働者を雇入れたときは，安全衛生に関する教育を行うこと．
3. エレベーターについては，ｌ年以内ごとに１回およびｌ月以内ごとに１回の定期自主検査を行うこと．