クレーンの災害事例
CR99122
事  例

移動式クレーンが転倒

[あらまし]
業  種 その他の土木工事業 機  種 ホイールクレーン
被  災 死亡 1名 負傷 2名 現  象 機体、構造部分が折損、倒壊、転倒
原  因
  1. 作業分担,作業方法等の具体的作業計画が立てられていなかったこと.
  2. 合図者からの指示とはいいながら,過荷重の警報ブザーが鳴っているにもかかわらずオペレーターがジブの伸張を行ったこと.
  3. 過荷重の状態であったのに,合図者がジブの伸張の続行を指示したこと.
  4. 合図者の作業位置が適切でなかったこと.
対  策
  1. 作業計画を立て,関係者全員による事前の打ち合わせを確実に行う.
  2. 作業指揮者は,移動式クレーンが過荷重になったときは,一旦作業を中断し,作業方法を変更する等の措置を講じた上で作業を行う.
  3. 移動式クレーンの旋回範囲内に労働者を立ち入らせない.
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