全国クレーン安全大会
 

毎年、厚生労働省後援のもとに、特別講演並びに研究発表などを行い、併せて優良クレーン等運転士の表彰を行っています。

1日目 総合集会
2日目 クレーン等の製造者・使用者の集い

入場無料


 
第45回全国クレーン安全大会

 

 クレーン等による労働災害を防止するため、 昭和55年に9月30日が「クレーンの日」として定められましたが、「クレーンの日」の行事の一環として、 本年は、「第45回全国クレーン安全大会」を来る10月9日(木)~10日(金)の両日、岐阜市において開催します。

開催日:令和7年10月9日(木)~10日(金)
会 場:ぎふしんフォーラム(岐阜市民会館)岐阜市美江寺町2丁目6番地
参加費:無料


 

第1日 総合集会

 10月9日(木) 13:30~17:00(予定)
 開場 12:30

開会のことば
 一般社団法人日本クレーン協会岐阜支部長
挨拶
 一般社団法人日本クレーン協会 会長
祝辞
 厚生労働省 労働基準局長
 岐阜労働局長
表彰式
 優良クレーン関係業務従事者等表彰
大会宣言
 一般社団法人日本クレーン協会 副会長
講演
 「安全行政の課題と今後の展開」
 厚生労働省労働基準局安全衛生部 安全課長
特別講演
 「新しい労災防止のマネジメント
  ~「失敗を減らす」から「成功を増やす」へ~」
  株式会社社会安全研究所技術顧問 立教大学名誉教授  芳賀 繁 氏
閉会のことば
 一般社団法人 日本クレーン協会
 岐阜支部副支部長

 

第2日 クレーン等の製造者・使用者の集い

 10月10日(金) 9:50~12:30
 開場 9:30
研究テーマ等説明
 一般社団法人 日本クレーン協会
発表

1 高機能大型工事用エレベータ「SEC―5000RS」の新規開発について
(10:00~10:35)

 清水建設株式会社 建築総本部 生産技術本部 機械計画部 ロジマネジメントG
吉田 昌弘 氏

 当社は,超高層ビル建設プロジェクトにおける主力機として,高機能大型工事用エレベータ「SEC―5000RS」を新規開発し超々高層プロジェクトに適用した。本発表では,「SEC―5000RS」の特徴である,「国内最大クラスの搬送性能」による,生産性向上の実現に向けた当社の取り組みと採用した要素技術について紹介する。

2 クローラクレーン用俯瞰映像合成モニターの紹介 (10:35~11:10)

 住友重機械建機クレーン株式会社 開発本部 技術開発部
主任技師 本庄 浩平 氏

 クレーン本体と周囲に存在する人や障害物との衝突事故防止を目的とした俯瞰映像合成モニター「ARGUS®(アルゴス)サラウンドビュー」を開発した。近年,各種建設機械への普及が進んでいる同装置の適用事例について,クローラクレーン特有の技術的課題に対する当社の取り組みを交えて紹介する。

3 GNSS 全球測位衛星を利用した衝突警報装置「クレーンアシスト」の紹介
(11:20~11:55)

 株式会社エスシー・マシーナリ生産支援本部 開発運用部
部長 栗毛野 浩一 氏

 当社は,移動式クレーンと定置式クレーンの双方を保有し,建設現場でオペレータ付きで稼働させている建設機械レンタル会社であるが, 1 年に数回程度,クレーン同士のブーム接触(衝突)事故を起こしていた。このような災害を防ぐため,約3 年間の試行錯誤の上,定置式・移動式の形式や機種を選ばず,どのような形のクレーンでも対応できる衝突危険警報システムを自社で開発したことを発表する。

4 世界初ハイブリッドラフターと外部電源ユニットの紹介 (11:55~12:30)

 株式会社加藤製作所 設計第1部
部長 梅野 隆次 氏

 SR―250HV はディーゼルエンジンと電動モータを併用したハイブリッド式ラフテレーンクレーンで,従来機と同等の性能を維持しながら燃費を大幅に向上することができ,外部電源油圧供給ユニットEK―UNIT を接続することで,グリーン電力によるCO2排出ゼロのクレーン作業が可能となる。今回はこれらについて紹介する。

 
第44回全国クレーン安全大会開催結果

 

 「第44回全国クレーン安全大会」は、令和6年11月7日(木)~8日(金)の両日、岡山市において開催しました。
 1日目は約520名、2日目は約400名、2日間でのべ900名のご参加をいただきました。

     

開催日:令和6年11月7日(木)~8日(金)
会 場:岡山シンフォニーホール 大ホール

岡山市北区表町1-5-1


 

第1日 総合集会

 11月7日(木) 13:30~17:00
 開場 12:30

開会のことば
一般社団法人日本クレーン協会
中島 東中四国支部長
 
挨拶
一般社団法人日本クレーン協会 森下 会長
 
 

祝辞
 厚生労働省 労働基準局長
 岡山労働局長
表彰式
 優良クレーン関係業務従事者等表彰
大会宣言
 一般社団法人 日本クレーン協会 副会長
講演
 「安全行政の課題と今後の展開」
 厚生労働省労働基準局安全衛生部 安全課長
特別講演
 「クレーン災害の防止とリスクアセスメント」
 東京大学工学系研究科 非常勤講師
 一般社団法人 京葉人材育成会 代表理事・会長
 中村昌允 氏
閉会のことば
 一般社団法人日本クレーン協会 東中四国支部副支部長

 

第2日 クレーン等の製造者・使用者の集い

 11月8日(金) 9:50~12:30
 開場 9:30
研究テーマ等説明
 一般社団法人 日本クレーン協会
発表
 発表テーマは以下になります。

(研究発表)

1 陸上風車建設用タワークレーンの安全対策について…(10:00~10:35

IHI運搬機械株式会社 運搬システム事業部 生産統括部 技術総括部 機械設計部
課長 礒貝興孝氏

 陸上風車の大型化の需要に対し、5~6MWクラスの陸上風車建設に対応可能な、自立式の陸上風車建設用タワークレーン「JCC-F1800」を開発した。山間狭隘地への設置や安定した高揚程作業の実現、強風への安全対策など本クレーンに採用した技術について、クレーン設計者の立場から紹介する。

2 25t吊りフル電動ラフテレーンクレーンの紹介…(10:35~11:10)

株式会社タダノ LE開発第一部 大型開発第1ユニット
アシスタントマネージャー 髙島 浩氏

 株式会社タダノは1955年に日本初の油圧式トラッククレーンを開発、その後1970年に日本初のラフテレーンクレーンを発売した。以降、市場のニーズに合わせ、その機能や性能を向上させながら進化を続けてきた。この度、世界初となるフル電動のラフテレーンクレーンEVOLT(エボルト)250を2023年12月に発売したので紹介する。

3 クレーン作業安全支援システム…(11:20~11:55)

株式会社オプトル センシング事業部 SEN企画営業室
室長 安田拓郎氏

 クレーンは、吊り荷と作業員の接触事故を引き起こす危険性がある。
 クレーン先端に設置したステレオカメラにより、吊り荷と吊り下ろし場所の作業員の位置を認識し危険判定することで、作業員の安全作業をサポートできるシステムを開発したので事例を含めて紹介する。

4 実機の液晶ラジコンJOYを使用した、次世代VRトレーニングの有用性…(11:55~12:30)

古河ユニック株式会社 事業企画部事業企画課 兼 営業本部国内営業部営業推進課
技師長 河田良宣氏

 古河ユニック株式会社がシンフォニア株式会社と共同開発した、液晶ラジコンJOYを使用した次世代の小型移動式クレーンVRトレーニングシステムを本年発表した。この開発の意義とその有用性、古河ユニック株式会社が描いている未来について紹介する。

 
 
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