クレーン等による労働災害を防止するため、昭和55年に9月30日が「クレーンの日」として定められましたが、「クレーンの日」の行事の一環として、本年は「第43回全国クレーン安全大会」を来る11月7日(火)〜8日(水)の両日、東京都において開催することといたしました。
今回の特別講演は、「台風がもたらす激甚気象の現状と地球温暖化に伴う将来変化」をテーマとし、クレーンにとっても影響が大きい台風や近年の激甚気象などについて、名古屋大学の坪木教授にお話をしていただくこととしました。
大会の概要等は次のとおりです。
開催日:令和5年11月7日(火)〜8日(水)
会 場:ティアラこうとう(江東公会堂)大ホール
東京都江東区住吉2-28-36
TEL:03-3635-5500
参加料:無料
《ティアラこうとう(江東公会堂) 案内図》
(東京都江東区住吉2-28-36)

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【交通】
・東京メトロ半蔵門線・都営新宿線「住吉駅」A4出口 徒歩 約5分
・JR総武線「錦糸町駅」南口 徒歩 約20分
第1日 総合集会
11月7日(火) 13:30〜17:00(予定)
開場 12:30
○開会のことば
一般社団法人 日本クレーン協会 東京支部長
○挨拶
一般社団法人 日本クレーン協会 会長
○祝辞
厚生労働省 労働基準局長
東京労働局長
○表彰式
優良クレーン関係業務従事者等表彰
創立60周年記念感謝状授与
○大会宣言
一般社団法人 日本クレーン協会 副会長
○講演
「安全行政の課題と今後の展開」
厚生労働省労働基準局安全衛生部 安全課長
○特別講演
「台風がもたらす激甚気象の現状と地球温暖化に伴う将来変化」
名古屋大学宇宙地球環境研究所 教授
横浜国立大学 台風科学技術研究センター 副センター長
坪木和久 氏
○閉会のことば
一般社団法人日本クレーン協会
東京支部副支部長
第2日 クレーン等の製造者・使用者の集い
11月8日(水) 9:50〜12:30
開場 9:30
○研究発表テーマ等説明
日本クレーン協会
○発表
発表テーマは以下になります。
(研究発表)
1 100年塗料を目指して:塗料革命 (10:00〜10:35)
株式会社緑マーク プロジェクト・マネージャー 浜口真佐樹氏
ステンレス金属粉を使用した耐用年数30年塗料と産総研と緑マークが共同出願した100年塗料(開発品)の紹介:ステンレス・フレーク粉が「ナノ積層構造」を形成することで、可撓性(応力緩和)があり、かつ膜硬度の高い塗膜を形成し、水分、塩分、紫外線の侵入を防げる緻密構造になる(30年塗料)。更に特許技術によりオール無機塗料ペンキで防錆耐用年数のより長寿命化(100年塗料の可能性)が期待される。革新的次世代ペンキ塗料を紹介する。
2 自航式 SEP 船「BLUE WIND」について (10:35〜11:10)
清水建設株式会社 エンジニアリング事業本部 SEP 運営部 部長 坂本憲哉氏
2023年初頭に運用を開始した清水建設建造の洋上風力向け SEP 船「BLUE WIND」の能力、運用状況、課題等をメインクレーンに焦点を当て発表する。
3 移動式クローラークレーンのドローン点検 C-SAI について (11:20〜11:55)
住友重機械建機クレーン株式会社 CS 企画部 担当職 宮原一臣氏
昨今の人手不足、建設機械の大型化により、現場で従来のフロントアタッチメントを伏せての点検検査は容易ではなく、課題となっているた。また、長寿命の機械のため、経年変化等の品質管理も重要となっている。これらを解決するため、ドローン自動飛行アプリの開発を行った。本機能と実施事例について紹介する。
4 クレーン施工計画策定支援ソフト「K-D2PLANNER®」機能紹介 (11:55〜12:30)
コベルコ建機株式会社 新事業推進部 新事業プロジェクトグループ・マネージャー 岡田 哲氏
「K-D2PLANNERR®」は直感的な操作性や現場へ施工計画を共有するためのプレゼンテーションに加え、クレーンブームのたわみ・接地圧等のシミュレーションや最適クラスのクレーン選定等の機能により、運用経費の削減や現場の安全性、生産性の向上に期待できる。本機能の紹介と顧客事例を紹介する。 |