ヒヤリハット事例
H000201
事  例

隣接クレーンが衝突

業  種 機械器具製造業 機  種 天井クレーン 現  象 激突
状  況 同一ランウェイ上に並置されている3台の天井クレーンのうち,中央のクレーンを停止して修理作業を行っていたところ,隣のクレーンの運転士が修理作業中であることに気づかず走行してきて修理作業中のクレーンに衝突した.
修理作業者が安全帯を掛けていたこと,衝突してきた隣接クレーンの走行が止まる寸前であり小さな衝撃ですんだことなどのために,作業者の墜落災害までには至らなかったもののヒヤリとした.
原  因
  1. 隣接クレーンの運転士に,中央のクレーンが修理作業中であることを知らせていなかった.
  2. 「修理作業中」の垂れ幕が風でなびき,隣接の運転士から見えなかった.
対  策
  1. 同一ランウェイ上に複数のクレーンが設置してある場合,そのうちの1台のクレーンを 修理作業するときは,修理作業者と他のクレーンの運転士との事前打ち合わせを確実に励行する.
  2. 「修理作業中」の垂れ幕には風でなびかないように錘をつける.
  3. 高所で作業をするときは,地上に監視人を配置する.
  4. 隣接クレーンが近接したときに運転士に知らせるための警報装置を設置する.
 
 
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