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状 況 |
高速道路架橋建設現場でのヒヤリ体験.左側が山を造成した傾斜面,右側が蜜柑畑という場所において,移動式クレーン(つり上げ荷重20t,油圧式)により鉄筋(直径20mm,長さ8m,質量700 kg)を吊って,作業半径17~18mとし左方向に旋回していたところ,左側前方のアウトリガーが敷鉄板(1m×1m)とともに地面から20cm位沈み,クレーンが大きく傾いた.つり荷が鉄筋作業者の頭上を通過しながら左側に流れ,傾斜面にぶっつかって止まったので,かろうじて転倒は免れたがヒヤリとした.
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原 因 |
- 掘削した後の埋め戻しをしてから日が未だ浅かった.
- 2~3日前の雨で地盤が緩んでいた.
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対 策 |
- 沈んだ地盤を埋め戻し,大きめの敷鉄板(2m×4m)を敷いた.
- クレーンの据え付け位置を変えた.
- 鉄筋工作業者に対しクレーン旋回半径内には絶対入らないよう再徹底した.
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