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状 況 |
配電盤を構成する盤枠や扉等の塗装を行う作業中におけるヒヤリ体験.大型配電盤枠(質量約110kg)の塗装を午前中に仕上げなければならない特急の仕事であったことと,その枠の移動距離が僅かであったことから片方にシャックル,反対側にS形フックを掛けて天井クレーン(つり上げ荷重5t,床上操作方式)でつり上げ運搬し始めたところ,S形フックが外れてシャックルだけの片吊り状態となってしまい,盤枠が塗装ブースにぶっつかりそうになった.大きな事故になることも考えられてヒヤリとした.
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原 因 |
本来,両方のつり具にはシャックルを使用して確実に取り付けなければならなかったのに,片方にS形フックを使用したこと.
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対 策 |
急ぎの仕事であっても手抜きをせずに,正規のシャックルを使用する.
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