ヒヤリハット事例
H000212
事  例

つり荷が片吊り

業  種 港湾荷役業 機  種 玉掛け 現  象 作業手順・方法
状  況 コンテナに入れて岸壁まで運ばれてきたプレスリング付きバンドルパイプを船内に積み込むため,高脚ジブクレーン(つり上げ荷重30t,走行式)に取り付けた親ワイヤロープのフックに掛け,玉掛者の合図に従って巻き上げたところ,玉掛けワイヤロープの掛け方が間違っていたためつり荷が片吊りとなって滑り落ちそうになった.直ぐに巻き上げを中止して元の位置に戻し,ワイヤロープを正しく掛け直して巻き上げた.
原  因 別々のバンドルパイプに取り付けられたスリングを1本のパイプのものと勘違いして掛けたため,巻き上げたとき片吊りとなった.
対  策
  1. 一旦,地切りして玉掛け状態を指差呼称により確認する.
  2. つり荷の安定確認が終わるまでは,ゆっくり巻き上げることを徹底する.
 
 
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