ヒヤリハット事例
H0212
事  例

トロリ線の絶縁保護ゴムが燃える

業  種 機械器具工業 機  種 天井クレーン 現  象 感電・電撃
状  況 天井走行クレーン(つり上げ荷重20t)の走行車輪取替工事において,クレーン給電用絶縁トロリ線の給電端子が露出していたため,感電災害を防止するためのゴム板を被せてから工事を始めた.2時間位経過した後,ゴム板から発火して溶けた火の玉が地上の電機室の屋根に落下しているのに気づいた.急いで,燃えているゴム板を取り除いたので火災には至らなかったがヒヤリとした.
原  因 使用したゴム板が汚れと湿気のために絶縁不良となり,給電端子の相互間に電流が流れて発熱発火した.
対  策
  1. 絶縁保護具を使用する前の点検,清掃,絶縁測定を実施する.
  2. 正規の保護ゴムシートを使用する.
 
 
[ホーム]