ヒヤリハット事例
H0312
事  例

ブレーキ調整作業中に横行トロリ線に触れ感電ヒヤリ

業  種 機  種 天井クレーン 現  象 感電・電撃
状  況 天井クレーンの巻上げブレーキライニングの取替作業を終え,試運転を実施しているときに発生した感電ヒヤリ.
通常は運転室1名(運転と電源入り切り)とブレーキ側1名(調整作業)の2名で連絡を取り合いながら実施する作業だが,この時は1人で実施していた.
運転室で運転を行って,ブレーキの効き具合を確認した後,主電源スイッチを切り,運転室から昇降階段を通ってクラブ上へ移動,ブレーキの調整作業を行う.
この作業を数回繰り返したときに,主電源スイッチを切り忘れて,クラブ上で横行給電トロリ線に触れて感電した.
原  因 2人で行うべき作業を1人で実施したために電源を切り忘れた.
対  策 昇降階段の途中にリミットスイッチ付きの開閉扉を設置し,電源スイッチを切り忘れても開閉扉を開くと警報が鳴り,赤色灯が点灯するようにした.
 
 
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