|
状 況 |
天井クレーンの巻上げブレーキライニングの取替作業を終え,試運転を実施しているときに発生した感電ヒヤリ.
通常は運転室1名(運転と電源入り切り)とブレーキ側1名(調整作業)の2名で連絡を取り合いながら実施する作業だが,この時は1人で実施していた.
運転室で運転を行って,ブレーキの効き具合を確認した後,主電源スイッチを切り,運転室から昇降階段を通ってクラブ上へ移動,ブレーキの調整作業を行う.
この作業を数回繰り返したときに,主電源スイッチを切り忘れて,クラブ上で横行給電トロリ線に触れて感電した.
|
原 因 |
2人で行うべき作業を1人で実施したために電源を切り忘れた.
|
対 策 |
昇降階段の途中にリミットスイッチ付きの開閉扉を設置し,電源スイッチを切り忘れても開閉扉を開くと警報が鳴り,赤色灯が点灯するようにした.
|
|