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状 況 |
造船所において船体構造部材の曲がり外板ブロックを反転するために,主巻と補巻で共づり玉掛けした後,ブロックのつり上げを開始した.ブロック形状が曲がっていたため,地切りした時点で水平につり上がらず,ブロック内部に溜まっていた雨水がブロックの低い方へ流れて,つり荷の重心位置が移動してブロックが傾きヒヤリとした. |
原 因 |
- 雨水の移動によるつり荷の重心移動を危険予知できなかった.
- 曲がり外板ブロックのため,つり点間隔を広く取れなかった.
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対 策 |
- 地切り後,片側をつり上げ,溜まっている雨水を流し出す.
- ブロックを仮置きしないように製造工程を調整する.
- 仮置きする際は,ブロックに雨よけカバーをかける.
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