ヒヤリハット事例
H0806
事  例

移動式クレーンのジブを伸ばしたとき荷重オーバーで転倒しそうになった

業  種   機  種 積載形トラッククレーン 現  象 転倒
状  況 性能検査等で使用する荷重試験ウエイトをつり上げる玉掛け用ワイヤロープを点検整備しているときのヒヤリ体験。車両積載形移動式クレーン(最大定格荷重2.93トン)を使用して,置場①に置かれていた玉掛け用ワイヤロープ(質量0.43トン)を仮置場②に移動し点検と油塗布の手入れを行った。手入れ後の玉掛け用ワイヤロープを置場③に片付けるために仮置場②からつり上げた。ジブを伸ばし,置場③に向かってジブを倒したときに転倒しそうになりヒヤリとした。
原  因

つり荷の質量(玉掛け用ワイヤロープ,0.43トン)が,ヒヤリ発生時のブーム長さ,傾斜角度での最大定格荷重(0.32トン)を超過していた。

対  策
  1. 移動式クレーンの能力範囲内で作業する。
  2. つり荷の質量にあった移動式クレーンを用意する。
 
 
[ホーム]