ヒヤリハット事例
H0911
事  例

走行集電器を点検しているときに電源を投入され感電しそうになった

業  種   機  種 天井クレーン 現  象 感電・電撃
状  況  No.3クレーン補修のために,走行トロリー線を停電するとの連絡を受けたNo.4クレーンの運転士は走行トロリー線の停電状態を確認した後,集電器を走行トロリー線から切り離し点検を始めた。点検中,No.3クレーンの始動サイレンが聞こえてきたので,点検作業を中断して無線連絡にて確認したところ,補修開始前に作業が発生したので,走行トロリー電源を投入したとのことだった。感電災害は免れたがヒヤリとした。
原  因
  1. 電源の開放,投入の連絡方法,作業手順が決められていなかった。
  2. 電源スイッチに修理札(投入禁止表示札)を掛けていなかった。
対  策
  1. 電源の開放,投入は同一作業者が実施するようにする。
  2. 電源解放後,電源スイッチ箱に施錠し,修理札を掛ける。
 
 
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