ヒヤリハット事例
H88227
事  例

玉掛けワイヤロープの確認不足

業  種 製鉄業 機  種 玉掛け 現  象 作業手順・方法
状  況 天井クレーン(つり上げ荷重25t)により重量約7.5tのビレットをトラックに積み込む作業を行うにあたり,2名の玉掛者が玉掛作業に従事していた.
つり荷を玉掛けしたのち,1人の玉掛者が巻上げの合図をしたので一旦地切りの状態まで約50mm巻き上げたが,続いて他の玉掛者が巻下げの合図を送ってきたため,巻き下げをしたところ,合図者の合図は巻上げの指示であったので慌てて巻き上げた.その時,玉掛ワイヤロープの1本が仮置台に引掛っていたため切断して荷が傾き「ヒヤリ」とした.
対  策 その後は,合図者は玉掛け状態の安全を確認した上で合図をするとともに,運転士はその合図を指差呼称の復唱により玉掛者と連絡するようにした.また,2人合図の場合は作業を中止することにしている.
 
 
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