ヒヤリハット事例
H90210
事  例

走行ガーダ上で足が滑り転落しかけた

業  種 機械器具製造業 機  種 天井クレーン 現  象 墜落
状  況 天井クレーン(つり上げ荷重20t)の走行車輪軸から漏れた油によって車輪がスリップするのを防止するため,走行ガーダ上にあがり,左手に乾燥した砂の入った砂袋を持ち右手でその乾燥砂を走行レール上面に撒いて歩く作業をしていた.
この作業中,走行ガーダ上に若干張り出した建屋柱の横を通り抜けようとして,走行レールに足を乗せた瞬間,油が付着した靴底が滑って身体のバランスをくずした.幸い安全帯をつけていたので転落はしなかったが「ヒヤリ」とした.
対  策 ジョウゴ状の砂撒き器を考案製作して取付け,高所での危険作業を無くした.
類似ヒヤリ
  1. 走行駆動軸の上に乗ってモーター内部を点検中に,体のバランスを崩して転落しそうになり『ヒヤリ』とした.
  2. 横行トロリ線を磨く作業中,立ち眩みがして転落しそうになった.
教  訓 慣れた作業の危険性には気付き難いものです.他人の目で作業の見直しを.
 
 
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