ヒヤリハット事例
H91210
事  例

鋼板反転作業中にシャックルが変形

業  種 造船業 機  種 玉掛け 現  象 整備点検不良
状  況 塔形クレーン(つり上げ荷重30t)を用いて鋼板(12m×12m×11mm,16t)の反転作業を行うにあたり,鋼板に取り付けられた2ヶ所のつりピースにシャックルを掛けて玉掛けをした.続いて鋼板をつり上げて起立させ,さらに20cm位巻上げて地切りし一旦停止した.
この時,片方のシャックルが変形しているのをクレーン運転士が発見し,運転士と玉掛者が無線通話装置で協議しながら慎重に鋼板を下ろしたので,事故にはならなかったが「ヒヤリ」とした.
原  因 シャックルピンの取り付けが不良であったこと及び作業前の点検確認が不足していたこと.
対  策 つり上げ前の玉掛け状況の確認を徹底する.
教  訓 「玉掛け作業の基本を実践していますか」原点に戻って確認する習慣を.
 
 
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