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状 況 |
天井クレーン(つり上げ荷重15t,床上操作方式)により等辺山形鋼40本(約400kg)を,ワイヤロープ1本づりで玉掛けし,1.2m位の高さまで一旦巻上げたのち,片手を鋼材に添えバランスを取りながら走行していた.
ところが,走行路の前方に高さ約2mの半製品の山があり,これを越えるために更に高く巻上げたのち走行スイッチを入れた瞬間,鋼材のバランスが崩れて斜めづりの状態となった.幸いあだ巻きづりをしていたので鋼材の落下はまぬがれたが「ヒヤリ」とした.
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原 因 |
玉掛け方法(1本づり)が悪かったこと.
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対 策 |
確実,適切な玉掛け方法を採用すること.
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教 訓 |
「1本づりをする」,「つり荷を手で押さえてバランスを取る」,「つり荷に接近して運転する」いずれも危険作業の見本です.ヒヤリを繰り返すと災害につながります.
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