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状 況 |
発電所の発電機分解修理作業において,天井クレーン(つり上げ荷重主巻60t,補巻20t)により分解搬送してきた中間軸(重量2t)を一旦床面に下ろし,「ボロ布」で転がり防止のための歯止めを行った.
ところが,他の作業者がその軸の清掃を行おうとして歯止めの「ボロ布」を外したために,軸が転がり始めて発電機固定子の中に落下し,固定子の内部を破損した.
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原 因 |
- 転がり防止の歯止めに間に合わせの物(ボロ布)を使用したこと.
- 歯止めのためのボロ布を取り外したこと.
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対 策 |
専用の歯止め用具を使用すること.
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教 訓 |
作業中に「間に合わせ」の物を使用していませんか.
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