ヒヤリハット事例
H91214
事  例

玉外しをする前にトラックが走り出す

業  種 建設業 機  種 玉掛け 現  象 作業手順・方法
状  況 移動式クレーン(つり上げ荷重30t)によりヒューム管(約4t/本)3本をトラックの荷台に積み込み,その荷の固定作業が終わるまで荷をつったままの状態で運転室内において待機していたが,トラックの運転手がヒューム管の固定方法を知らなかったため,クレーンから降りて固定作業を手伝った.
作業が終わってクレーンに戻りかけた時,ヒューム管をつったままの状態でトラックが走り出したため,慌ててクレーンに駆け上がりウインチレバーを開放にしたので引き倒されずにすんだが「ヒヤリ」とした.
原  因 つり荷をつったままの状態で,運転位置を離れたこと.
対  策
  1. つり荷をつったままの状態では,運転位置を絶対に離れないこと.
  2. 玉掛者,トラック運転手との連携作業(合図と確認)を徹底すること.
教  訓 「運転位置からの離脱の禁止」は法規(クレーン等安全規則第32条)にも定められています.
 
 
[ホーム]