ヒヤリハット事例
H92204
事  例

フックの先端掛けで荷をつり上げた

業  種 金属製品製造業 機  種 天井クレーン 現  象 作業手順・方法
状  況 つり荷に取り付けられた吊環にクレーンのフックを掛け3m程巻き上げた時,つり荷の吊環がフックに先端掛けになったままの状態でつり上げていることに気づいた.
そのため,速やかに巻き下げ操作をしたので落下事故にまではつながらなかったが「ヒヤリ」とした.
原  因 運転士,玉掛者の双方が,フックの掛かり具合の確認を怠り,フックブロックの動きで『掛かっているだろう』と判断して,つり荷を巻き上げた.
  1. 運転士からは荷の掛かり具合がフックブロックの陰になって確認できなかった.
  2. 玉掛者からは,つり荷の位置が高くて吊環の掛かり具合が目視確認できなかった.
対  策 正常な掛かりであることを確認することができるように,つり荷の吊環に確認用鋼板を取り付けた.
 
 
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