状 況 |
重心位置の高い製品(重量2t)を天井クレーン(つり上げ荷重15t)で巻き上げ,地切りをした後約20cmの位置で一旦停止して安全確認をしようとしたところ,つり荷が傾き始め90度回転した.作業者には接触しなかったが「ヒヤリ」とした.
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原 因 |
- 玉掛けワイヤロープをフックに半掛け状態で掛けていたため,フックに接触している部分で玉掛けワイヤロープが滑り,つり荷が回転した.
- 玉掛者にとっては初めての玉掛け作業であったため,玉掛けワイヤロープの滑りを予知することができなかった.
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対 策 |
- 偏心荷重のつり荷に対する玉掛け方法の再教育を実施した.
- 玉掛けワイヤロープ4本による玉掛け作業を標準化した.
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教 訓 |
玉掛け方法を誤ると,このようなヒヤリが発生します.熟練者の玉掛け方法を標準作業に制定することで,作業ミスに起因する災害を防止しましょう.
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