状 況 |
台車上に置かれた定盤(重量約4t)を天井クレーン(つり上げ荷重20t,機上運転方式)によりつり上げる作業において,玉掛け作業に引き続いてクレーンの微動巻き上げを繰り返している時,玉掛ワイヤロープ(直径45mm)が緊張した瞬間,1本のワイヤロープが定盤のつり手から外れて跳ね上がった.台車上にいた玉掛者には当たらなかったが『ヒヤリ』とした.
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原 因 |
玉掛ワイヤロープの直径が大きかったため,つり手に掛かりにくく,外れやすい状態になっていた.
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対 策 |
- 玉掛ワイヤロープの外れ止め装置を付けた.
- 専用吊具を製作した.
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教 訓 |
玉掛ワイヤロープが緊張時に外れると,どこに跳ねてくるか予測できません.退避距離を十分に取っておくように心掛けることが重要です.
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