状 況 |
天井クレーンのガーダー上に乗って建屋の天井付近に電源ケーブルを敷設する工事を行っている時,作業者の一人が墜落防止用の安全帯を,クレーン本体の親綱にではなく,間違えて建屋側の親綱に掛けていたために,クレーンが走行すると同時に引き倒されて,ガーダー上で転倒した.すぐにクレーンを停止したので大事にはならなかったが「ヒヤリ」とした.
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原 因 |
- クレーン本体の親綱と間違えて,建屋側の親綱に安全帯を掛けた.
- 当事者の現場立ち入りは当日が初日であり,作業場周辺の状況を詳しく知っていなかった.
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対 策 |
- 親綱の誤認防止の表示を設置した.
- クレーンを使用する作業に関する作業基準を作成し,周知徹底した.
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教 訓 |
作業開始前の危険予知打合せ(KY)は確実に実施していますか.作業開始前は勿論のこと,作業中に状況変化が発生したときも一呼吸おいて再KYが必要です.
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