ヒヤリハット事例
H92210
事  例

クレーン走行により引き倒された

業  種 機械器具製造業 機  種 天井クレーン 現  象 墜落
状  況 天井クレーンのガーダー上に乗って建屋の天井付近に電源ケーブルを敷設する工事を行っている時,作業者の一人が墜落防止用の安全帯を,クレーン本体の親綱にではなく,間違えて建屋側の親綱に掛けていたために,クレーンが走行すると同時に引き倒されて,ガーダー上で転倒した.すぐにクレーンを停止したので大事にはならなかったが「ヒヤリ」とした.
原  因
  1. クレーン本体の親綱と間違えて,建屋側の親綱に安全帯を掛けた.
  2. 当事者の現場立ち入りは当日が初日であり,作業場周辺の状況を詳しく知っていなかった.
対  策
  1. 親綱の誤認防止の表示を設置した.
  2. クレーンを使用する作業に関する作業基準を作成し,周知徹底した.
教  訓 作業開始前の危険予知打合せ(KY)は確実に実施していますか.作業開始前は勿論のこと,作業中に状況変化が発生したときも一呼吸おいて再KYが必要です.
 
 
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