ヒヤリハット事例
H93205
事  例

つり荷にフォークリフトが接触

業  種 機械器具製造業 機  種 天井クレーン 現  象 挟まれ、接触
状  況 天井クレーン(つり上げ荷重20t)により荷物(重量1.5t)を搬送するため,つり荷を約2mの高さまで巻き上げたとき,近くにいたフォークリフトがフォークを上げたままバック運転してきて,クレーンのつり荷に接触した.直ちに合図者がフォークリフトの運転手に笛で危険を知らせるとともに,クレーンを安全な方向に誘導したので大事に至らなかったが「ヒヤリ」とした.
原  因 フォークリフトの運転手が周囲の状況を確認せずにバック運転してきた.
対  策
  1. ヒヤリ報告を行って,類似ヒヤリの再発防止を図った.
  2. 玉掛合図者はクレーン運転士に合図を送る前に,周辺の作業者にクレーンの動きを周知徹底するようにした.
教  訓 クレーンの下を車両が頻繁に行き来する職場では,相互の通行路を決めたり,標識灯の設置や警報音吹鳴等,2重・3重の衝突防止対策を配慮しましょう.
 
 
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